DXコンサルティングコラム ~ 業務効率化・業務自動化についての最新情報、用語、ノウハウなど ~

《注目》DXはなぜ進まないのか? トップダウンに頼らない「現場起点DX」という選択肢を解説!

作成者: Admin|Feb 9, 2026 8:31:00 AM

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉は、いまや多くの企業にとって当たり前のテーマになりました。ITツールの導入、業務システムの刷新、データ活用の推進など、さまざまな施策に取り組んでいる企業も少なくありません。

それでも現場からは、こんな声が聞こえてきます。

  • DXを進めているはずなのに、業務はあまり変わっていない
  • 新しいツールを入れたが、使われなくなってしまった
  • 現場がついてこず、DXが止まっている

DXが進まない理由は、努力不足ではありません。
多くの場合、進め方そのものに原因があります。

本記事では、DXが進まない企業に共通する課題を整理したうえで、
トップダウンに依存しない「現場起点DX」という考え方と、その具体的な進め方を解説します。

田部井 正(通称:べいさん)

DXコンサルティング事業部責任者。コクー公式note記事『DXはトップダウンでは進まない。コクーが新設した「DXコンサルティング事業部」のボトムアップコンサルとは?』でもインタビューを公開中。

DXが進まない企業に共通する課題

DXに取り組んでいるにもかかわらず、思うように成果が出ない企業には、いくつか共通した課題があります。
それは企業規模や業種の違いではなく、DXの進め方そのものに起因しているケースがほとんどです。
ここでは、DXが進まない企業に多く見られる代表的な課題を整理します。

トップダウンDXが失敗しやすい理由

DXがうまくいかない企業の多くは、経営層主導でDXを進めようとします。
ビジョンを掲げ、ツールを選定し、全社展開を一気に進める。
一見、正しいアプローチに見えます。

しかし、現場では次のような状況が起こりがちです。

結果として、DXが「現場から遠い取り組み」になってしまいます。

現場業務が整理されていない問題

DXを進めるうえで、まず必要になるのが今の業務を正しく把握することです。

しかし実際の現場では、

  • 誰がどんな業務を担当しているのか、全体像が見えていない
  • 特定の人しか分からない作業がそのまま放置されている
  • 手間がかかっていると分かっていても、長年変えられていない

といった状態が少なくありません。

「DX=IT導入」になってしまう落とし穴

DXという言葉が浸透した一方で、「DX=ITツール導入」と誤解されているケースも少なくありません。

ツールはDXの手段であって、目的ではありません。
業務や組織が変わらなければ、DXは成功とは言えないのです。

DXを進めるために必要なのは「現場起点」

DXを前に進めるために本当に必要なのは、経営主導で一気に変えることではなく、現場から始めることです。

日々の業務を担う現場には、DXにつながる課題やヒントが数多く眠っています。
まずは現場に目を向けることが、DX成功への第一歩となります。

なぜ現場から始めるDXが重要なのか

DXを成功させるために重要なのは、現場を起点に考えることです。

現場には、

が数多く存在します。

業務理解なしにDXは成立しない

業務を理解せずにDXを進めることは、地図を持たずに目的地を目指すようなものです。

  • 業務フローはどうなっているのか
  • どこに負荷が集中しているのか
  • なぜそのやり方が続いているのか

こうした点を整理して初めて、
「どこを、どう変えるべきか」が見えてきます。

小さな改善がDXにつながる理由

DXというと、大きな変革を想像しがちですが、
実際には小さな改善の積み重ねがDXにつながります。

  • 手作業を一部自動化する
  • データ入力を減らす
  • 情報共有の方法を変える

こうした改善が現場に定着し、やがて組織全体の変化へと広がっていきます。

ボトムアップ型DXの進め方【4ステップ】

現場起点でDXを進めるといっても、やみくもに始めても成果にはつながりません。
重要なのは、段階を踏んで少しずつ進めていくことです。
ここでは、現場に無理なく定着させるためのボトムアップ型DXの進め方を4つのステップで紹介します。

Step1:業務の可視化・整理

ここを丁寧に行うことで、DXの方向性が明確になります。

Step2:データ化(デジタイゼーション)

この段階では、業務そのものを大きく変える必要はありません。

Step3:デジタル完結(デジタライゼーション)

ここで初めて、業務効率化の効果が目に見える形で現れます。

Step4:組織・働き方の変革(DX)


DXコンサルティングで重要なのは「伴走支援」

DXを進めるうえで、計画や戦略を描くことは重要です。
しかし、それだけでDXが定着することはほとんどありません。

現場で実行され、使われ、改善されて初めてDXは意味を持ちます。
だからこそ、DXコンサルティングにおいて重要なのは伴走支援です。

戦略だけではDXは定着しない

DX支援において、戦略や構想は重要です。
しかし、それだけではDXは定着しません。

現場で実行され、使われ、改善されてこそDXです。

現場に入るから見える課題

コクー株式会社のDXコンサルティングでは、
机上の議論だけでなく、現場に入り込みながら支援を行います。

  • 現場の業務を一緒に整理する
  • 課題を言語化する
  • 実行し、改善する

このプロセスを通じて、
現場に根づくDXを実現します。

人材・組織と一緒に進めるDX

DXはツールではなく、人と組織が主役です。
だからこそ、現場の納得感と主体性が欠かせません。

伴走型のDX支援は、
「やらされるDX」ではなく
「自分たちで進めるDX」を生み出します。

DXを成功させたい企業へ

DXが進まないと感じている企業は、決して少なくありません。
多くの企業が、同じ壁にぶつかっています。

必要なのは、DXの規模を大きくすることではなく、進め方を見直すことです。